肌の若返りは、下記の3点を主な柱として、戦略を組み立てていきます。

1. 表皮細胞のターンオーバーの正常化（もともと正常な皮膚では、表皮細胞はターンオーバーにより、常に若返っているのです）
2. 真皮の線維芽細胞の活性化
3. 血管系の老化防止

ダーマペン4

ダーマペン4とは

ダーマペン4は、直径0.2mmの極細針を電動で振動させ、1秒間に1900個以上の穴を皮膚にあけることで、皮膚の創傷治癒効果を高めます。これによりコラーゲンやエラスチンなどの増生が促され、肌質や瘢痕を改善させていく治療です。
治療目的によって各種薬剤や成長因子を外用しながら使用することでより効果が高まります。

　

効果

ニキビ痕、肌の張りやキメ、毛穴の開き、小じわ、ある種の傷跡

　

治療の流れ

1. クレンジング・お薬の塗布
   洗顔後、表面麻酔クリームを塗布します。（15－30分程度）その後目的に応じた薬剤を用いて治療を開始します。治療時間は15分程度となります。
2. ダーマペン4
   図のような順番でダーマペン4を滑らせてゆきます。

   　

   

3. 仕上げパック
   治療直後に成長因子の入ったパックで仕上げます。

治療後

治療の程度により変わりますが、数時間から3日くらいで赤みやはおさまります。
治療後12時間は洗顔、メイクはできません。
施術当日は市販の日焼け止めは使用できません。

　

リジュラン

DNAをある分子量で加工・分解した産物であるポリヌクレオチド（PN）が主成分です。
このPNを皮内注射することにより、肌の細胞に直接働きかけて細胞を元気にさせていろいろな肌の悩み・トラブルを改善させる治療です。
そのため、施術の対象が多岐にわたります。

　

適用される症状・お悩み

• 顔のくすみ
• 肌の張り
• 小じわの改善
• 毛穴の開き
• にきび跡・傷跡
• 肌全体の衰え
• 慢性の炎症による肌の赤み・色素沈着

　

施術手順

1. お薬の塗布
   ご希望の部位に麻酔クリームを外用します（４０分）。麻酔をふき取り、リジュランを皮内に少量ずつ注入していきます。

所要時間	40分
治療回数	２～４週間おきに３回の施術を行います。
施術後の注意点	注入直後は注入した場所が膨らみますが、１～３日で平らになります。
費用	1回　86,400円、3回コース　210,600円 ↓ 1回　64,800円、3回コース　178,200円

　

グルタチオン点滴（白玉点滴）

グルタチオンは、グルタミン酸、システイン、グリシンという3つのアミノ酸が連なったトリペプチドです。
皮膚だけでなく肝臓、眼球など多くの部位に存在しています。グルタチオンには抗酸化作用、解毒作用、抗炎症作用があり、我々の肌・体を守っていますが、老化とともにグルタチオンが減少することも分かっています。
グルタチオンが減少すると肌の色素沈着や肌荒れ、疲労や肝機能低下、そして老化をさらに進行させる可能性があります。
グルタチオンを投与することでこれらの予防や改善、そしてエイジングケアになります。

　

グルタチオン点滴（白玉点滴）の特徴

効能	美白・美肌効果、疲労回復、解毒作用、二日酔い改善、肝機能改善、老化防止、免疫機能強化など
治療時間	30分
通院回数	3回～10回
費用	1回1200mg　5,500円（税込み）

リスク・副作用

グルタチオン点滴（白玉点滴）で起こりうる副作用は次の通りです。

• 食欲不振
• 吐き気
• 嘔吐
• 発疹など

上記の症状が出る頻度は0.1%程度となっています。

　

超高濃度ビタミンC点滴

ビタミンCは、美白・美肌に関与するビタミンとして広く知られています。
その効果は、ビタミンCが皮膚の線維芽細胞に対してコラーゲン増生を促して肌に張りを与え、またメラニン細胞にも作用してメラニン産生をブロックすることから生じます。そのほか紫外線による皮膚の炎症を抑制する効果も美白・美肌・肌の老化予防に関与しています。

　

最近の研究で、血中のビタミンCを高濃度に保つと、上記の効果がより早期に、そして効率よく働くことがわかってきました。

　

さらなる効果として最近注目を浴びているのが、癌細胞を選択的に破壊する作用です。正常な細胞を傷つけずに、副作用なく癌細胞のみを攻撃します。これは通常のビタミンC摂取ではみられない効果で、高濃度ビタミンCを投与したときに確認できる効果です。米国の国立衛生研究所(National Institutes of Health)で2005年から有効性確認の報告が相次ぎ、現在も多施設で研究が続けられております。

　

このほか、免疫強化作用、ウイルス感染に対する抵抗性なども確認されています。

　

これらの効果を得るためには、1回につき10g以上のビタミンCを、内服でなく点滴で投与することが必要です。また大量に投与するため、防腐剤の入っていない良質なビタミンCであることも条件となります。

　

当クリニックでは良質のビタミンC 25gに加え必須ミネラル分を添加した点滴を行っています。週1ペースで4－6回で肌のくすみ・張りが解消し、美肌・美白効果が現れます。※個人差があります。

　

リスク・副作用

ビタミンCが高濃度であるため血管痛が生じることがあります。この場合点滴速度を緩めると疼痛が改善します。
ビタミンCはブドウ糖と構造が似ているため、一時的に血糖値が高く測定されることがあります。実際は高血糖にはなりません。
また、ビタミンCはブドウ糖と構造が似ていることからインシュリンが分泌されて一時的に低血糖になることもあります。空腹時の点滴は避けていただいた方がよろしいでしょう。
ビタミンCはカルシウムをキレートする（尿として外に出す）働きがあり、一時的にいれん、しびれなどの症状を認めることがあります。

　

ヒーライトⅡ

シワの改善・毛穴の縮小、その他、タルミ・ニキビ・くすみなど、様々な症状に働きかけ若々しく美しい肌をよみがえらせます。さらに、光を浴びている間は、リラックス効果もあります。

　

ヒーライトⅡの特長

• 波長５９０㎚と８３０㎚の光を連続照射する医療用LEDライトです。
• 従来の医療用LEDライトと違い、搭載されたLEDの数が世界一多く、十分なエネルギーを照射することができます。
• 1と2の特長から表皮・真皮だけでなく皮下組織・筋膜に到達して効果を発揮します。
• ダウンタイムがなく、日焼けした肌や敏感肌の方にも照射可能です。照射直後からお化粧も可能です。

　

HEALITE Ⅱ の主な効果

　

ヒーライトは単独施術において美肌効果とタルミ改善、肌のキメ・ハリ、肌ツヤ、肌の弾力を復活させ、創傷治癒などに貢献します。
様々な美容施術と組み合わせることで革新的な相乗効果をもたらします。

　

NMN点滴

NMNの正式名称は、「ニコチンアミドモノヌクレオチド」
NMNはビタミンに似た物質で、体の中で自然に作れます。しかし、年齢を重ねることに体内での生産量が減っていきます。NMNが体内から少なくなることで、老化が始まると考えられています。

　

生命維持に必要不可欠な補酵素「NAD+」
NAD＋とは、体内においての水分の次に豊富で、生命維持に必要不可欠な補酵素です 。ただ、NAD＋は細胞膜を通過できないため、輸送タンパク質を含むNAD＋の前駆体であるNMNが代わりに細胞内まで通貨し働きます。そして細胞内でNMNから変換されたNAD＋は細胞の維持・修復に重要な役目を果たすサーチュイン遺伝子やエネルギーの根源であるミトコンドリアを活性化し、疾病や老化の予防のために働くのです。
そのため、視野が明るくなる、肌のはり・つやの改善など若返り効果、体力回復、免疫向上、集中力アップなど期待されます。

　

NMN１５０mg	初回　33,000円
	２回目以降　55,000円
	３回コース　99,000円
	５回コース　148,500円
NMN３００mg	初回　55,000円
	2回目以降　77,000円
	3回コース　165,000円
	5回コース　247,500円

　

メトセラ　N.M.N.

NMN（Nicotinamide mononucleotide; ニコチンアミドモノヌクレオチド）はビタミンB3群に含まれる補酵素であり、体内のエネルギー産生にかかわるNAD⁺(Nicotinamide adenine dinucleotide;　ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)の前駆体です。
NMNより変換されたNAD⁺は長寿遺伝子（サーチュイン遺伝子）や寿命を制御する７種類のサーチュイン（酵素）の生成を促進します。
NMNは加齢に伴い体内での吸収率や合成力の低下が生じるため、サプリメントとして高品質のNMNを摂取することで細胞のエネルギー生産をサポートし、代謝を促進し皮膚、その他臓器の若返りに役立ちます。
メトセラ　N.M.N.は安全性、適応評価が認められた医療期間限定のNMN経口剤です。

　

用法・用量	1日1-2カプセルを朝食前に服用
費用	30カプセル　32,400円（税込み）

　

プラセンタ注射

プラセンタは、胎盤から生成された医薬品で、アミノ酸・ビタミン・ミネラル・各種成長因子などを豊富に含んでいます。皮膚の老化防止、免疫力増強、肉体疲労の改善などに効果があります。当院では、厚生労働省許可のヒト胎盤エキスを使用しています。

　

治療回数	１－２週間に１回の注射をお勧めします。
費用	プラセンタ1アンプル 2000円、2アンプル 3000円、2本5回コース 11000円

リスク・副作用

生物製剤に分類されるため、一定期間献血はできません。製品には、もともと感染症を持たない女性の胎盤が使用され、さらにウイルスや細菌の活動を抑える目的で加熱処理が加えられているため、今まで大きな副作用の報告は見られていません。ただ、注射を始めたら献血を控えるようにとの通達が厚労省からなされています。
当院では、以上のような情報を正しくお伝えし、同意書をいただいた上で治療をスタートしています。