しみ・くすみ治療 - 美容皮膚科
シミの原因や状態によって、
「各種レーザー」や「グリコール酸ピーリング」
「外用薬・内服薬」で治療を行います。
一般に「しみ」といわれる症状は、多くの種類・原因があり、その種類によって治療法も異なってきます。さらにこれら異なった種類のシミが合併していることも多く治療法や治療順序も注意が必要です。
当院では、これらの治療を行うのはもちろんのことその予防についても取り組んでいます。
シミといわれる症状の中には10以上の種類があり、その種類によって治療法が異なる場合が多くあります。
その中で紫外線によるシミ(老人性色素斑)、脂漏性角化症(シミがいぼ状に隆起したもの)、そばかす、肝斑が比較的多く、また合併することが多くみられます。
この中で、老人性色素斑、脂漏性角化症、そばかすは皮膚の構造がすでに変化しているため、その変化している部分を除去し、新しく良い皮膚を再生させます。この作業を効率よく行うのがレーザーになります。
当院では下記のタイプのシミに対して、Qスイッチルビーレーザーで治療しています。
- 老人性色素斑
- 後天性真皮メラノーシス
- そばかす
- 脂漏性角化症 (炭酸ガスレーザー単独で治療することが多いですが、大きい脂漏性角化症、色の濃いものはQスイッチルビーレーザーを併用することがあります。)
施術手順
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カウンセリング
ドクターが現在のお肌の状態、ご希望やお悩みをじっくりうかがい、お1人お1人に最適なプログラムをご提案いたします。
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クレンジング
メイクをされている場合は、クレンジングをして素肌に。 お肌をレーザー治療を受けていただくのに、最適な状態にしていただきます。 (クレンジング、保湿ゲル等サンプルを用意しております。)
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レーザー治療
ドクターにより患部にレーザーを照射していきます。
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クーリング
冷却装置やアイスパックでクーリングします。
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お薬の塗布
照射した患部にお薬を塗布します。
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メイク
施術が終わった後は、すぐにメイクをしていたくことができます。
所要時間 |
範囲により異なります。(1平方cmあたり10秒から15秒を目安としてください) |
治療回数 |
基本的に1回の治療ですが、部分的にもう1回治療することもあります。 |
施術後の注意点 |
治療後、外用剤を塗布し、約2週間後に再診します。レーザー照射部が薄いかさぶたになります。このかさぶたを無理に剥がさないでください。またレーザー照射後、1ヵ月位までに一時的に色素が濃くなることがあります。これはレーザー照射後の一過性の色素沈着で、外用治療により3~6ヵ月でおさまってきます。日焼け止めをしっかり塗布してください。通常よりも日焼けには特に注意してください。 |
費用 |
Qスイッチルビーレーザー:
直径5ミリ以下 : 5,000円(税抜き) 1平方㎝あたり : 10,000円(税抜き) |
また治療後も再発抑制・皮膚の環境整備のための施術や薬剤・化粧品の外用をお勧めします。
グリコール酸ピーリング
- 肌のターンオーバーを正常化させます。
- くすみなどに対して、美白効果があり、脂性肌(ニキビ・吹き出物)も改善します。
- 小じわ対策にもなります。
- 余分な角質や汚れを取り除くため、肌に必要なものを吸収しやすくなります(手入れ時の化粧水、美容液など)。
施術手順
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カウンセリング
ドクターが現在のお肌の状態、ご希望やお悩みをじっくりうかがい、お1人お1人に最適なプログラムをご提案いたします。
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クレンジング
メイクをされている場合は、クレンジングをして素肌に。 お肌をレーザー治療を受けていただくのに、最適な状態にしていただきます。 (クレンジング、保湿ゲル等サンプルを用意しております。)
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グリコール酸塗布
ドクターが、グリコール酸の塗布を行います。
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クーリング
グリコール酸を水で中和し、氷水で濡らしたパックで5分間クーリングしていきます。
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ビタミンC・イオン導入
グリコール酸を塗布したお肌には、ビタミンCが吸収されやすいと言われています。マイナスイオンを使って、日常のスキンケアでは難しい皮膚の深部までビタミンCなどを浸透させていきます。
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メイク
施術が終わった後は、すぐにメイクをしていたくことができます。
所要時間 |
約45分 |
治療回数 |
2~3週間に1回を基本として、通常6回終了で効果判定いたします。個人差はありますが、3回目くらいからお肌が変わってきたのが感じられます。 |
施術後の注意点 |
ピーリング後、古くなった角質がポロポロ剥がれてくる場合がありますが、無理にこすったり剥いだりしないでください。また、紫外線に対して敏感になっていますので、念のため帽子やサングラス、日傘などを使用し、通常よりも日焼けに注意してください。お顔ぞりも数日控えてください。 |
費用 |
ケミカルピーリング+ビタミンCイオン導入:1回/12,000円(税抜き) 6回コース/65,000円(税抜き) |
シミ治療・再発抑制に使用する薬剤・化粧品
- ビタミンC・トラネキサム酸内服・トラネキサム酸ローション
主に肝斑の治療に用いられます。トラネキサム酸は止血剤としての作用があるため、念のため原則3か月内服後に減量ないし中断します。外用剤のトラネキサム酸ローションは長期にわたり使用可能です。
- 徹底的に肌質改善を行いたい方は、トレチノインとハイドロキノンの外用がおすすめです。トレチノインは強制的に肌の新陳代謝をよくすることにより肌の構造を正常化して肌のキメ・張りを改善します。ただし、肌の赤み・乾燥など刺激症状を起こしながら改善していく薬のため、その刺激を和らげるため休み休み外用することもあります。ハイドロキノンはメラニン細胞に必要以上メラニンを産生しないように働きかける薬です。
当院では5%濃度のものを使用していますが、10-15%の方が刺激になるようです。この場合、外用をいったん中止しますが、場合により4%のもので対応することもあります。
- もう少し、刺激が弱く、紫外線のダメージ予防・美白を目指す場合はビタミンCローションを化粧水と一緒にご使用いただくことをお勧めします。当院のビタミンCローションはビタミンCをそのままの状態で肌に吸収させます。部分的に特に気になるところは高濃度ビタミンCスティックなども併用します。
- その他のアンチエイジング用の化粧品(アスタキサンチン配合ジェルやヒトプラセンタ美容液など)も効果的です。