TEL:03-5795-1112
眼瞼黄色腫は40代以上の女性に多く、上まぶた、時に下まぶたの鼻側に見られる、黄白色で平らな盛り上がりを持つ皮疹です。上下まぶたに見られることもあります。大きさは数mmから大きい場合は1cmを超えることもあります。この皮疹は、真皮の浅い層において脂質を取り込んだ細胞(マクロファージ)が蓄積することで生じるものです。血液中の脂質濃度が正常である人々にも起こり得るため、その根本的な原因はまだ完全には理解されていません。多くの場合、痛みやかゆみといった症状は伴わないものの、皮疹は徐々に増大する傾向があります。
当院では局所麻酔後に炭酸ガスレーザーで薄く表皮を削り、あとは特殊な形をした鑷子(ピンセット)とはさみで薄く削るように少しずつ切除します。そのあとわずかに残存した部分、出血した部分のみレーザー処置します。
このように当院ではレーザーを表皮を薄く削るのと止血のみに使用して治療します。その理由はレーザーによる熱ダメージを最小限にすることにより傷を目立たなくさせるためです。どんな種類のレーザーでも熱ダメージをゼロにすることはできないからです。止血に使うレーザーは、炭酸ガスレーザーが最適だと考えています。黄色腫本体は前述したように手作業で処置します。治療後は軟膏を外用していただきながら皮膚が落ち着くのを待ちます。
およそ1か月で傷が目立たなくなります。
価格(税抜き) | 3ミリまで 12,000円 5ミリまで 20,000円 5ミリ以上 1ミリにつき4,000円 |
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